東大院生経営「ネパール書店」

「書店」と銘打っているものの、この店にあるのは本ではありません。民族楽器と独特のリズム感の音楽、ちょっとコミカルで憎めない映画、スターバックスに負けないCafeや、見慣れない品揃えのギョウザセンター、旅行のエッセンスになるローカル情報…など、人生を深く愉しむ文化と、アイテムがつまっています。 温室育ちで図々しい店長が、アジアの最貧国で失敗挫折しながらも諦めずに奮闘する過程・時間を通して、アイテムをたっぷりとご用意する予定です。その品揃えの個性とセンスは、ぜひお越しいただきお確かめください。

ルンバおばちゃんがネパール書店の最新イノベーション?

ネパールの本屋で、お掃除ロボットのように、スイスイと足を使って雑巾掛けするおばちゃんに遭遇。それを見て、この本屋の店長が言ってのけたイノベーションとはなんなのか、家に帰ってからじわじ気になって改めて考えた話。

 

 

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本屋さんで、本を物色していると何やら人の気配が背後に。振り返ると、スタッフらしきおばちゃんが仁王立ちしていました。背後を通りたいのかなと少しスペースを開けたんですが、おばちゃんは動かない。視線をちゃんとおばちゃんの方に向けると笑いかけるおばちゃん。本を読むのをやめて、その場を動いておばちゃんの動きを観察。やっと何がしたいのかわかりました。これです。

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掃除をしたかったのね、おばちゃん。狭いところで立ち読みしてごめんなさいね。それにしても、小学校の時に1度はやるこのかなりズボラな掃除方法を堂々と。店長さんに怒られるよー?と思っていると店長さんがタイミングよく話しかけました。

店長「すごいだろ?この方法はイノベーションだよ。」

私「イノベーション?日本だったら怒られるよ」

店長「日本はどうやって掃除するんだ?」

私「モップ使ったり、ルンバっていう機械が自動で掃除したりするよ」

店長「機械はなー、お金がかかるからなー」

私「そうだねー、でも足でやるよりかはいいかもね」

店長「これが、ネパール式だぜ。すごいぜ、早いぜ。」

私「そりゃそうだけどね。イノベーションって言えばイノベーションかもね。精神的というか考え方の面でね。」

店長「そんなの気にしてたら、店が綺麗にならないよ。」

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東大の私の研究室ではルンバが夜中に掃除してくれてました。プログラミングされていて、みんなが帰った後に黙々と掃除をしてるれるルンバくん。充電も自分でピットインしてやってくれます。でもある日、研究室のメーリスでメールが回ってきました。「昨夜からルンバくんが失踪中です。外に家出した可能性もあります。本日は雨なので見つけ次第研究室に連れて帰ってくだい。」と言うメールでした。うまいこと自動ドアが反応して外に出てしまったみたいです。そしてそのまま充電が切れて外で仮死状態でした。 

ネパールでルンバが活躍する場所はあるんでしょうか。機動力を考えれば、ある程度綺麗な店内であれば稼働可能ですが、大抵はガタガタで難しいかなと思います。それより誘拐されてしまうんじゃないかなと。

最近ニュースでははルンバに家の中の情報を収集させて、その情報を有効活用しようという動きがあるみたいですね。ただのお掃除ロボットが、違う付加価値をもち、また違う生き方をするんだなーと思い、何事も見方で変わるんだなと改めて思わせられました。家の中の情報は、家電業界に大きなイノベーションを起こすかもしれないですね。実際、例えば部屋のおきさと冷蔵庫の大きさや位置などの関係性などは有効な情報のようがしますね。近い未来、電化量販店に家の情報を持っていくと、スタッフが家電のコンサルしてくれるみたいな、そんな光景が観れるかもしれませんね。