東大院生経営「ネパール書店」

「書店」と銘打っているものの、この店にあるのは本ではありません。民族楽器と独特のリズム感の音楽、ちょっとコミカルで憎めない映画、スターバックスに負けないCafeや、見慣れない品揃えのギョウザセンター、旅行のエッセンスになるローカル情報…など、人生を深く愉しむ文化と、アイテムがつまっています。 温室育ちで図々しい店長が、アジアの最貧国で失敗挫折しながらも諦めずに奮闘する過程・時間を通して、アイテムをたっぷりとご用意する予定です。その品揃えの個性とセンスは、ぜひお越しいただきお確かめください。

「ヘビの日⑵」家族全員で蛇のお祭りしました

【第2話】つづき

早朝のお寺の参拝から帰ってきたのもつかの間、すぐにヒンドゥーの儀式が始まり、蛇の神様を家の3箇所にお祀りする話。

 

 

第1話はこちらからどうぞ。

「ヘビの日⑴」蛇を崇拝する祝日にお寺へGO - 東大院生経営「ネパール書店」

 

 

7月27日は蛇を崇拝する「ヘビの日」で、この日は祝日に決められており、ネパール全体が近くのお寺に行ったり、家の中で祀ったりしてお祝いします。朝6時からお母さんと近くのお寺にお参りに行って来て、腕に糸を巻いてもらって、帰って来ました。

 

お母さん「みんなー、集合してー。始めるよ。玄関におりて来てーー」

私「玄関で何するの?」

お母さん「ヘビの神様の紙を貼って、お供え物をして、お祈りするのよ」

 

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私「家長の男の人がするの?」

お母さん「大体はそうね。うちもそうよ。」

私「これがヘビの神様?なんていう神様?」

お母さん「ビシュヌ神っていって、維持の神様よ」

私「維持って何?」

お母さん「一家繁栄とか、いいことが続きますようにってことよ」

私「そうなんだね、日本もそうゆうのあるよ。似てるんだね」

 

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お母さん「この壁に貼った紙に、線香の煙を当てたり、赤い染料をつけたり、米を投げたりするの。そうして、バナナを別にお供えするのよ」

私「神様、バナナ好きなの?これで終わり?」

お母さん「まだよー。あとは外の家の門のところでしょ。あと最後は礼拝室の前よ。」

私「3箇所もやるんだね。」

お母さん「そうよー。それと、今日はご飯も特別よー」

私「そうなの?何が出るの?」

お母さん「特別な日なのよ、今日は。まずは、今日の白ご飯は特別な香りのついたジャスミンライスよ。おかずは特別な肉が出て、スープには何種類も豆を入れるのよ」

私「全体的に特別メニューだね。楽しみね」

 

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お母さん「どうぞ召し上がれ」

私「スープ、いつもと変わらない気がするんだけど」

お母さん「食べてみたらわかるわよ」

私「おっけー。4種類ぐらいの豆が入ってるね。日本のお汁粉みたい。ネパールのこのスープはかなり塩っけが強いね。」

お母さん「肉も変わった味がするわよー」

私「これ、タンドリーチキンっぽいね。でもパクチーがすごい効いてるよ。パクチー苦手なんだー」

お母さん「そうだったの知らなかったわ」

私「ご飯、日本のジャスミンライスみたいだね。いつもは味がないけど、これはいい香りがするよ」

お母さん「そうよー、1年でこの日にしか食べないのよ。」

私「そうなの、ちなみに高いの?」

お母さん「そうよ、特別だからね」

 

つづく